前回の記事の続きです。
ちょっとしたアップダウンを行くと、鳥場山に到着しました。
鳥場山からは、多くの山々と、伊豆半島、富士山まで見えるようです。
鳥場山から先は、花婿コースになります。
鳥場山から黒滝までは、約3.5キロ。
後半戦にしては、ちょっと距離がありますが、花嫁街道ハイキングコースもあと少しでゴールです。
しかし、ここあたりから、ポツポツと雨に降られます。
木々が多いせいか、多少の雨でも濡れることはなかったですが、いつどんなときでも、レインウエアは必須です。
この大きい倒木が見える道は、道幅が狭いうえにぬかるんでいて、倒木が多かったです。
私は倒木をまたごうとしたら着地した足がぬかるみで滑り、危うく崖下に尻もちをつきながら落ちるところでした。
木々などで太陽の光がとどかないせいか、なかなか地面が乾かない場所となっているようです。
足を滑らせて、恐怖していたのですが、幸運なことに尻もちはつかず、支えた右手は、運よく葉っぱの上について、泥だらけは逃れました。
次に、見晴台がまたあるのですが、ここは本当に道迷いする危険個所なので要注意です。
見晴台から、急登を降りる道になるのですが、草がボウボウ生えているせいで、踏み固められた道が分かりづらくなっています。
私は、道がわからない、わからないと、来た道を行ったり来たりして、どうしようどうしようと、数分悩んでいました。
ここからいちばん最初の登山口まで戻るのもどうかと思ったり、でもよく見て道を探そうと、ウロウロしていました。
そして、ついに道を見つけたのですが、もし花嫁街道ハイキングコースに行く方いらっしゃるならば、見晴台という大きめの看板があるので、看板を目の前にして、左側に行くと、花婿コースの急登へと行くことができます。
ここもかなり恐怖だった、私ここで迷子になるのかな・・・と不安でたまりませんでした。
急登をひたすら降りていくと、金比羅山に到着します。
先ほどの作業員の方が「金毘羅さん付近は危険個所が多いから気を付けてね」と助言をいただいたのですが、個人的には、道に倒木があり通るのに、ちょっと苦労するくらいで、倒木が多くぬかるみが多い道よりかは、マシな気がしました。
金比羅山付近は、こういう道が多かったです。
無事に下山できるように、神様にお願いをしました。
金比羅山まで降りてくれば、花婿コースの入り口と黒滝まで、もうすぐです。
ということで、無事に花嫁街道を制覇しました!
花嫁街道入り口から花園広場まで、ラムネくらいしか食べておらず、ご飯らしいものは食べていなかったので(水分補給はしていたけど)、ここの広場で、家から持ってきたコーヒーと、お団子を食べることにしました。
この写真の左側に、黒滝があります。
ちょっと急な階段が見えたので、今回はパスしようかな~と思って、黒滝を見ずに帰ってきました(笑)
お団子とコーヒーでお腹を満たしたところで、車を停めた「花園駐車場」に戻ることにしました。
この花園広場から花嫁街道入り口まで約1キロ。
意外と遠いな、と思いながら、のんびり帰りました(途中、イノシシが前を横切ってきたときはびっくりした)
花園駐車場からひとりで誰もいない登山道を歩いて4時間半、人がいる景色を見ると、とっても安堵しました。
やっぱり、人がいるっていいもんですね。
今回歩いてきた花嫁街道は、台風で登山道がやられてしまったけど、おじさんたち(有志の方々)のおかげで、元の花嫁街道に戻りつつありました。
新しくベンチを作り、倒木などで通れなくなった登山道を整備し、新しく看板を立て直す、そんな愛される花嫁街道がちょっと好きになりました。
いち千葉県民として、千葉の魅力を発信できたらなあみたいな気持ちがあるので、今回歩いてきた花嫁街道を、もっと多くの人に知ってもらいたいなと思いました。
千葉県には高い山はないけど、美味しい海鮮、魅力的な山々、多くのキャンプ場、などなど、良いところがたくさんあります。
また、秋ぐらいか春くらいに、花嫁街道を歩いてきたいと思います。
花嫁街道のハイキングコースマップはこちらからダウンロードできます。