山形旅行・2日目は月山に登ってきました。
今回の山形旅行は、1日目は羽黒山、次の日は月山、そして最後に湯殿山に登る、という日程です。
月山は、ガチの登山(気持ち的に)で登らないと到達できない神社でありまして、登山道を片道2時間ほど歩いて、神社まで行きます。
羽黒山は、石段を約1.7キロほど歩くか、車またはバスで頂上まで行くことができます。
ちなみにネタばれですが(笑)湯殿山は、一般道と途中からある有料道路で行くことができます。
が、湯殿山は、鳥居近くの駐車場を見た限り、停められる台数もそんな多くはなさそうで、大きい鳥居からは、また有料のバスに乗り換えてから行かないと、神社まで行くことができないようになっています(鳥居から徒歩でも行けるとけど、たぶん遠いし、ずっと坂道)
それか、月山から湯殿山へ直接行くこともできます(確か5キロくらいあった気がします)
月山神社へ行くルートは、複数あるのですが、今回私たちが利用したルートは、ペアリフトを利用して、月山神社を目指すルートです。
(途中、体力があれば、姥ヶ岳へも登ることができます)
他、月山8合目から行くルートと、湯殿山から行くルート、などあります。
いちばん簡単というか、距離が短いのが、ペアリフトを利用したルートだと思います。
月山は、山にガスがかかるのが多い山のようで、レンタカーを駐車場に停めたとき、月山方面は、けっこうガスがかかった状態で、ちょっと不安でしたが、どんどん登るにつれて、ガスがはれてきて、とてもラッキーでした。
ガスがかかっていても、登れることは登れるのでいいのですが、不安な方は、無理をしないで登山されたほうが良いかと思います。
車を駐車場に停めて、少し坂のある道を進んでいくと、月山保全目的のための協力金みたいなの(正式名称忘れました)を200円払います。
そこからまたかなり傾斜のある道を登っていくと、ペアリフト乗り場が現れます。
このようにペアリフトを、だいたい8分程度かな?けっこう長かったと思いますが、ペアリフトに乗り、登山口を目指します。
ペアリフトを降りて歩くと、看板に月山の登山地図が書かれた案内看板があります。
ここからしばらく木道を歩いていきます。
意外と、普通の恰好というか、登山ぽくない人の姿もちらほら見られましたが、ここは修験道の山、しかも本格的な標高のある山でありますから、それなりに装備は必要だと思います。
濡れた木道は、滑りますし、万が一滑って転んだ日には、きっとゴロゴロと下へと転がって行くかもしれません。
ガスがかかっていても、前は見えるので何も問題はないですし、道も木道でわかりやすくとりあえず、迷うことはないと思います。
ニッコウキスゲが咲いていましたが、さすがに時期が終わりかけのようで、ちゃんと咲いているニッコウキスゲもあれば、可哀そうな感じに萎れているニッコウキスゲもありました。
満開のときは、さぞかしキレイな景色になるかと思います(あと、晴れていれば)
木道を進んで行くと、石が敷き詰められたような、それなりに整備された道が出てきます。
月山の登山道は、けっこうしっかりと整備された感じでした。
なので、登山初心者の方も、安心して登れると思います。
途中、あ!なんて後ろを振り返ってみたりしていたら、ガスがはれてきまして、こんな景色の中で登ってきたんだ!と、とても感動しました。
ここの休憩場所から、まだまだ月山に残る「雪渓」を見ることができました。
雪渓を通る風は、とても涼しいものです。
このような木道や、整備された登山道を登っていくと、いよいよ月山の厳しいところ、岩階段の急登が始まります。
安全を考慮して、写真は撮っていなかったのですが、私的には、ここがいちばんきつかったです(^^;)
心の中で、これは修行だ、月山を制覇すればあとは湯殿山だけ、必ずや出羽三山を制覇するぞ!と、ぼやきもありつつ、自分を奮い立たせていました。
登ってくる人みな、私と同じように、ハーハーと息を切らして登っていらっしゃいました。
このように、自分を奮い立たせて登っていると、驚くほど美しい景色を見ることができました。
疲れなんか吹っ飛ぶくらい(だといいのですが)感動して、再び、自分を励ましました。
そして、ガッツリと岩階段登りを終えると、お地蔵様が迎えてくれました。
もう、疲れて、疲れて、足がガクガクでしたが、そこを乗り越えると、月山神社まであと少しです。
またガスがかかってきてしまいましたが、何も問題はありません。
頑張って、月山神社を目指しましょう。
しばらく登っていると、平な広場みたいなところに出ます。
そして、ガスの先にうっすらと見えているのは、月山神社と月山頂上小屋です。
この日、月山頂上小屋は営業していたようです。
そして、この道を歩いていくと、ついに!月山神社が目の前に現れます。
ガスでうっすらと隠れていますが、あそこが月山の頂上でもあり、月山神社でもあります。
昔は、女人禁制で、男性しか神社に入れてなかったようです。
いまの現代では、男女関係なく、すべての方が入れます。
しかし、神主さんはもちろんだろうけど、受付の方もすべて男性でした。
湯殿山も、すべて男性の方しかいなかったですが、羽黒山は、女性の方が、確か・・・御朱印などの対応をしてくださっていたような・・・
こんな光景は初めてだったので、ちょっとドキドキして神社に行きました。
生まれて初めて、山の頂上に立派な神社があるだなんて、こんな風景見たんだもの。
すごいです、月山は。
一度は行く価値あると思います。
神社内は、撮影禁止です。
なので、ここらへんで私はカメラを止めました。
参拝する前に、受付の方の人から、自分の身体を清める儀式みたいなのをするように言われます。
その手順に従って、自分の身体を清めた後、神社にお参りをするという形になります。
私はここまで登ってきたんだらかと、有り金(小銭だけだけど)を、すべてお賽銭箱に入れて、長々と神様にお参りをしました。
その後、御朱印とお守りを購入し、ちょうどお昼どきだったので、平な平地あたりまでもどり、おにぎりを食べて下山しました。
ペアリフトは、往復購入していたので、帰りも同じペアリフトで戻ってきました。
ペアリフトの駅のところにあるお食事処で、私はコロッケ、相方は味噌ラーメンを注文して食べていました。
あと、こちらで、月山のお水が無料でくめるということだったので、空になったペットボトルに水を入れて、旅館まで持ち帰りました。
そして、こちらが月山神社の御朱印です。
この御朱印は、自分にとって本当に良い思い出がつまっている御朱印となりました。
本当に、月山は素晴らしいところです。
ぜひ、1度は登ってほしいと思える山だと思います。
月山の登山の様子は、YouTubeで動画として配信しています。